ここ一ヶ月の活動(9月編)
ここ一ヶ月で消費したコンテンツを羅列しておきたいと思います。自身のための記録という意味合いがメインですが,もしかしたら新しい音楽や映画などを探している誰かの参考にもなるかもしれないので。
書いた後しばらくして気づいたけど,これ完全にPOPEYEの橋本愛の連載に影響受けてるな……
【映画】
『寝ても覚めても』
#一番印象深かったのは『寝ても覚めても』。二人の東出くんがそれぞれ違ったヤバさ。主人公の内面がほとんど描かれていないがゆえの不気味さにずっと向き合うのが少し辛かったです。
【本】
スラヴォイ・ジジェク『斜めから見る』
- 作者: スラヴォイジジェク,Slavoj Zizek,鈴木晶
- 出版社/メーカー: 青土社
- 発売日: 1995/06/01
- メディア: 単行本
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スラヴォイ・ジジェク『ラカンはこう読め!』
トニー・マイヤーズ『スラヴォイ・ジジェク(現代思想ガイドブック)』
#わけあってジジェクを読むことに。ラカンの図式でもって,映画や小説が鮮やかに分析・解釈されます。もう精神分析の理論さえあればなんでも切れるのでは,と思わされます。「象徴界」とか「知っているとされる主体」とか「対象a」とか使いたい。
早島大祐『徳政令:なぜ借金は返さなければならないのか』
#最近読んだ本の中で一番面白かったです。正確には期待水準が低かったのでそれを優に飛び越えてきたという感じ。「徳政令」といえば小学校の歴史でも習うような事柄ですが,よくよく考えてみると「借金帳消し」は現代人の感覚からすると大変不思議なことです。中世の人々の感覚(特に法に対する考え方)が知りたい方にはぜひオススメです。加えて,文章の形式や問いの立て方が上手で,とても参考になりました。
山田克哉『E=mc^2のからくり:エナルギーと質量はなぜ「等しい」のか』
王谷晶『完璧じゃない,あたしたち』
【漫画】
むつき潤『バジーノイズ』①
#スピリッツで連載中のオシャレ音楽漫画がついに単行本化です。音を泡のように表現するのは阿部共実っぽくていいなと思いました。ただ,最近公開された作者のインタビュにはがっかりでしたけど。
『バジーノイズ』むつき潤が語る、ロックマンガへのカウンター - インタビュー : CINRA.NET
施川ユウキ『バーナード嬢曰く』④
柏木ハルコ『健康で文化的な最低限度の生活』⑦
ウィスット・ポンイミット『マムアンちゃん』
【音楽】
IU『A Flower Bookmark, pt.2』
#久しぶりに韓国のポップスを聞きました。あえて少し前の歌謡曲っぽくしているのがかなりオシャレです。J-POPにもこうしたあえてのレトロブームが来そうな予感がします。ヒップホップ界隈ではもうすでに来てるって感じですが。
STUTS『Eutopia』
#前作『Pushin'』に負けないくらいの良作。鎮座DOPENESS &Campanellaによる「Sticky Step」や,KID FRESINO &C.O.S.Aそして忘るまじおじさんこと長岡亮介による「Above the Clouds」が特に気に入っています。
スクービードゥー『CRACKLACK』
Aluna George「Superior Emotion feat. Cautious Clay」
Especia『Wizard』
Especia『GUSTO』
#ウィンドウズ98っぽさというか昔の教育番組の映像というか。90年代から見た未来っぽさを表現するというレトロ志向,すなわちvaporwaveの流れに位置付けられると思います。ただ,それだけではなくて,他の曲は全然異なった側面を覗かせてくれるのがEspeciaの魅力だと思います。ただ数年前に解散してしまったようで残念です。
J Dilla『Donuts』
Mansun『Six』
AmPm「Best part of Us」「Life is」
#Spotifyにてバズって話題になった覆面の日本人アーティストAmPm(アムパム)です。まだアルバムは出ていないようです。シングルを定期的に公開するあたりも,ストリーミングサービス世代のアーティストって感じがします。
showmore『overnight』「1mm」
YMO『BGM』
Marvin Gaye『What's Going On』
808 State『808:88:98』
Tempalay『なんて素晴らしき世界』
#ついにニューアルバムが全曲配信されましたね。これから聴き込むと思います。
それでは。