ペニーのメンテナンス
自分のペニーは以前から走るさいにガリガリガリと異音を発していた。ペニーの利点である「静かであること」はかなり失われつつあった。このままじゃマズイと思い,先日メンテナンスを実施した。
1. ベアリングの交換
まず,最初に自分が異音の原因として目を付けたのは「ベアリング」である。当初はベアリングを洗浄し,オイルを差そうと思っていたのだけど,面倒になった(洗浄の途中でバラバラになった)ので,新品を買うことにした。
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このベアリングにした理由は色と値段。そこまでガチなやつを求めていたわけでもないので,手ごろなものにした。それでも値段のわりにはよく回ってくれたし,オイルをさすとよりシュルシュルと回るようになった。
あ,余談だけど潤滑剤としてクレの556を使うのはNGらしい。揮発性が高いのですぐに乾いてしまい,オイルをさしていない(つまり乾いた)状態になってしまうそうな。もちろんスケボーに限らず,自転車(ママチャリ,ロードバイクなどなど)にもNG。自分はもっぱら汚れ落としとしてのみ使っている。
で本題に戻るけど,ウィールを外しベアリングを新品のものに交換した。しかし,異音はほとんど解消されなかった。原因はベアリングではなかったようだ。
※ウィールの色と合わせて緑のシールド(フタのこと)のベアリングにした
2. ピポットブッシュおよびブッシュゴムの交換
さて,ベアリングが原因でないとわかったところで,自分は次の打つ手を考えた。とりあえずペニーをバラしてみたところ「ピポットブッシュ」がひどく劣化しているということに気付いた。
ピポットブッシュが劣化したことによって,ハンガーとベースプレートが直接触れ,あのガリガリガリという異音が鳴っていたのではないか,という仮説を立てた。
というわけでさっそくスケボーショップに行き,新品のピポットブッシュ(50円くらいだったはず)を買ったのだが,ここにまさかの罠が仕掛けられていた。ペニーと普通のスケボーではピポットブッシュのサイズが異なるのだ。そしてもうひとつ罠が。ペニーのピポットブッシュはばら売りしていないのだ。なので仕方なくブッシュゴムとピポットブッシュのセットを購入した。
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※左がペニー用,右が普通のスケボー用。ペニー用の方が一回り小さい。
ピポットブッシュ交換の様子がこちら。
一応,接触部分にグリスを塗っておいた。グリスはピポットブッシュ(ゴム)が劣化しないように「シリコングリス」をチョイスした。
※シリコングリス。メルカリで購入(300円)。
セットについてきたので,ついでにブッシュゴムも交換しておいた。
※黄色が古いやつ。緑が新品。
※新品のブッシュに交換した後。緑が映える。
さて,ピポットブッシュ(黒くて小さいやつ)およびブッシュゴム(緑の円形のやつ)を変えてみたが,異音はどうなっただろうか。その効果はバッチリだった。以前のように「ガリガリガリ」という音は鳴りを潜め,新品のペニーのような「ゴオオオオ」という低くて耳障りでない音に変わった。成功である。やはり異音の原因はピポットブッシュの劣化にあったようだ。ペニーの異音が気になる方はピポットブッシュの交換をおすすめします。
3. その他変更点
ベアリングとブッシュの交換以外にも細かなメンテナンスを行った。
まず,デッキとトラックをつなぎ留めるネジを新品に交換した。近くのホームセンターでスケボー用のやつの同サイズのものを購入。
つぎに,アクスルナット(ウィールを留めるやつ)も交換した。こちらはスケボー専門店で購入した。
※上が古いやつ,下が新品。
ついでに,パーツをすべてデッキから外した際に,デッキを洗浄した。たわしでゴシゴシと。プラスティック製品っていいよね。ガシガシ洗えて。おかげで綺麗になりました(写真はないけど)。
今回かかった費用はこちら
ブッシュセット 1300円
シリコングリス 300円
ネジ 300円
ベアリング 1300円
アクスルナット 200円
計 3400円
以上です。